自閉症児の母として思うことⅡ
前回からのつづきです。
長男は現在、区立の認可保育園に通ってます。
この保育園の在籍しているクラスが本当に素晴らしくて、あーちゃんにぴったりだと常々感じてます。
何が?というと、クラスメートそれぞれのキャラが立ってる!
担任の先生もざっくばらんに色々話せる楽しい方で、昨年から持ち上がりで担当してくださってます。
みんな元気で言いたいことはハッキリ言うし、それぞれの個性が強くて見ていて面白いです。
クラスによってカラーってやっぱりあるそうです。
たとえば、お散歩のとき、お友達と手を繋ぐのができなくて列の先頭で先生と手を繋いでいたのですが、最近はお友達と手を繋ぐことができるようになりました。
すると、ある女の子は「あーちゃん、もうお友達と手つなげるんだったら一番前じゃなくてもいいんじゃなーい?」と人気の先頭にいつまでも居るあーちゃんに鋭いツッコミ(笑)
でもあーちゃんにはこれくらいハッキリ言ってくれるお友達のほうが居心地が良いと思いました。
先生方もいつも本当に親身になってあれこれ考えてくださるのでとても心強いです。
こんな風にあーちゃんに関わってくれる先生方やお友達のおかげで発語が増えたり、子ども発表会でみんなと同じ舞台に立てたり、大きく成長する姿を見せてもらってます。
以前、肢体不自由の娘さんを育ててるお母様のお話を伺うことがあって、そのときに仰ってた言葉を時々、思い出します。
『この子にとって最高の先生にめぐり会えるようにっていつも願ってました』
この娘さんは小・中学校は特別支援学校に学びましたが、そこで娘さんにとって素晴らしい先生と出会います。
そして特別支援学校に通う中で大学への進学という目標を見出します。
その後、お母様も真剣に悩んだ末、高校は普通高校に進学し、現在も勉学に励んでいるそうです。
このお母様のお話を聞いたことで私自身、あーちゃんの可能性を信じられる母でありたいと思ってます。