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“Live for Today with Borderless Kids Foundation T-shirt”

“Live for Today with Borderless Kids Foundation T-shirt”

2024年12月。昨年末から進めていたプロジェクト“Live for Today with Borderless Kids Foundation T-shirt”が完成。

美容業界で20年以上お客様の髪の悩みと向き合ってきた南青山にヘアサロン「LIfT」代表BAMBI.氏と、自閉症スペクトラムの長男を育てる中で「こういうモノがあったらいいな」という想いでと2019年に創業したBorderless Kidsの共同製作で誕生したプロジェクト秘話をご紹介。

このプロジェクトはBAMBI.氏が日々お客様の悩みと向き合う中で見えてきた、ひとりひとりが持つその人の髪の個性を最大限に活かすことができ、“髪の健康=身体の健康”というシンプルで根源的な答えに導いてくれたというHENNA(ヘナ)をひとりでも多くの人に知ってもらうために何かをしたい!との想いから動き出しました。

美容業界に長年いるBAMBI.氏と、障がい者家族になり、福祉業界そして障がいそのものへの疑問や暗い印象を変えたい!と動いていた私は一見、まったく別の世界のように見えますが、『髪質がひとりひとり違うように、脳の特性もひとりひとり違う』そして、お客様(子どもたち)に対しての想いは『ひとりひとりが本来持っている髪の美しさ(特性や性質)を最大限活かしてほしい』という原点は業界の壁を越えて同じだということに気づきました。

まずは、どんなものを製作するのか?“男女問わず手に取ってもらい、身につけられるアイテム”ということでTシャツに決定。次にデザインは?いろんなアイディアが出てきて考えるだけでワクワク!しかし、プリント会社に確認するとさまざまな制約があることを知り、振り出しに戻る....なんてことを何度も繰り返し、ある打ち合わせで「そもそも本当にプリントでいいのか?妥協して作ることに意味はあるのか?」という原点に立ち返り、以前、可愛い!と思っていた刺繍にすることに。ではどこで刺繍してもらうのか?次々とお題が出る中、私たちの元上司でもあり、母のような存在でもあり、私たちを心から応援してくれているSさんが「就労事業所に依頼してみるのはどう?」と素晴らしいアイディアが!そこで一気に話がまとまり、勢いに乗って刺繍をしてくださる就労事業所も決まりました。

次はどのようなデザインにするか?いろんなアイディアが出た中、LIfTのポストカードの絵を描いてくださった韓国系ウズベキスタン人アーティストのターニャ・キムさんにお願いしてみることに。ターニャさんはご家族が韓国系、ロンドンの美大で絵を学んだ後、結婚を機に日本に移住されました。さまざまな国にルーツを持ち、複雑なアイデンティティがありながらもその国々の素晴らしさを絵で表現している彼女はまさしくBorderless!!満場一致で彼女に決まりました。さっそくご本人にオファーしたところ、コンセプトにも深く共感してくださり、快諾していただきました。

ターニャと描いてもらう絵のすり合わせをしつつ、刺繍でどこまで再現可能なのかを就労事業ウイアーを訪ねました。作業所にいらっしゃる利用者の方はとても集中して作業に取り組んでいました。「誠実」という言葉がぴったりな働きぶり!スタッフの方が「◯◯さんがんばってるね!」と声をかけると、とても誇らしげな表情をされていて、こんなピュアであたたかい世界がもっと広がるといいな...と心から思った印象深い場面でした。

ターニャにいろんな絵を描いていただき、刺繍の仕様についても何度もウイアーの担当の方と話し合いを重ねた中、完成した“Live for Today with Borderless Kids Foundation T-shirt”

「ひとりひとりがその人にしかない素晴らしさを活かしていく」とは「自分自身を生きる」ということにも繋がっていきます。

自閉症スペクトラムの長男が誕生し、育児をする中でハイハイができて、発語があって、歩けるようになって、字が読めるようになって...と、当たり前に成長していくものだと思っていたことが実は奇跡の連続なのだと専門家の先生方のお話を伺うたびに気づかされました。そして当たり前のように「ふつう」を基準にしていた自分に改めて「ふつうって何?」と問いかけると、とても曖昧な基準だということにも気づきました。今でも自分の中の「ふつう」に囚われてしまい、長男や次男に口うるさく言ってしまう自分がいます。その度に「いけない!いけない!」と軌道修正している未熟者な母です。

私たちひとりひとりが持っている「ふつう」や「常識」に囚われて生きづらさを感じたり、育児が辛く厳しいものになっているのだとしたら、その物差しは本当に必要なものなのか問うきっかけになるかも知れません。

今回、today for MAYとのプロジェクトで誕生したTシャツを通してSPECIALな自分を見つけるきっかけになってくれたら嬉しいです。

そして、イラストにも描かれているHENNA(ヘナ)を摘むインドの女性。HENNAの素晴らしさは私自身も一昨年から使い始めて、髪の健康が取り戻せた!と実感しています。白髪が多くてカラーリングを続けていたところ、前職で同じ会社に在籍していたBAMBI.氏の薦めもあってHENNAに切り替えたところ、ナチュラルな髪色と何よりコシとツヤが蘇ってきたのです!育児世代のママには空いた時間を有効活用できるし、デトックス効果も期待できるのでオススメ!この機会に是非!HENNA(ヘナ)の魅力も知っていただけたら光栄です。

LIfTオリジナルプロダクト【today for MAY】オンラインストアはこちら

https://todayformay.net/

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